ニュー・ホライズンズが「ウルティマ・トゥーレ」近接撮影に成功 

NASAの探査機「ニュー・ホライズンズ」カイパーベルト天体「ウルティマ・トゥーレ」をフライバイ飛行し、その撮影画像が地球へと届けられました。

2006年に打ち上げられたニュー・ホライズンズは、2015年に冥王星の観測を実施。今回の画像は、同探査機がフライバイの直前となる、2018年12月31日にウルティマ・トゥーレより約3500kmの位置から撮影したものです。

ウルティマ・トゥーレは、海王星よりも外側にある「カイパーベルト」に位置する天体です。今回の撮影により、そのサイズは長さ32km、直径16kmほどだと判明。なお、これが1つのボウリングのピンのような天体なのか、あるいは2つの天体がお互いを周回しているのかは、まだはっきりしていません。

Image Credit: NASA/JHUAPL/SwRI; sketch courtesy of James Tuttle Keane
■Ultima Thule Looks Like a Bowling Pin in Space in New Horizons Flyby Photo
https://www.space.com/42873-ultima-thule-bowling-pin-shape-new-horizons-photo.html
文/塚本直樹

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