<レスリング>UWWの2018年ベスト・レスラーにデビッド・テーラー(米国)ら3選手

男子フリースタイルの2018年ベスト・レスラーに選ばれたデビッド・テーラー(米国)

 世界レスリング連盟(UWW)は1月1日、2018年の各スタイルの「ベスト・レスラー・オブ・ザ・イヤー」(最優秀選手)を発表。男子フリースタイルは86kg級のデビッド・テーラー(米国)、男子グレコローマンは82kg級のピーター・バッチ(ハンガリー)、女子は62kg級のペトラ・オッリ(フィンランド)の3人の世界チャンピオンを選出した。

 世界選手権の成績のほか、大陸選手権、ランキングのポイントなどを材料に選ばれた。受賞者には、賞金1万スイスフラン(約110万円)が贈られる。

 デビッド・テーラーは世界選手権の男子フリースタイル86kg級で優勝し、年間のランキング・ポイントが112点。パンアメリカン選手権、ヤリギン国際大会(ロシア)、ヤシャ・ドク国際大会(トルコ)でも優勝し、年間を通じて負け知らずだった。

 ピーター・バッチは世界選手権の男子グレコローマン82kg級を制覇。ランキング・ポイントは82点をマークし、セーロ・ペラド国際大会(キューバ)とドイツ・グランプリで優勝、ハンガリー・グランプリ2位の好成績を残した。35歳での世界チャンピオンは、昨年の大会では最年長優勝となり、これらが評価された。

 ペトラ・オッリは女子62kg級でフィンランド女子史上初の世界チャンピオンに輝き、他に欧州選手権、クリッパン女子国際大会(スウェーデン)、ウクライナ国際大会で優勝、ポーランド国際大会で2位。ランキング・ポイントは110点をマークした。

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