今シーズンは開幕からの躓きにより、ラ・リーガ優勝争いに絡めていないレアル・マドリード。不振の大きな原因となっている得点力不足は、首位バルセロナの半分の得点数と早急に解決すべき課題となっている。後半戦から巻き返しを図るべく、ヨーロッパで活躍するストライカーたちを冬の移籍市場で狙う。
マウロ・イカルディ(インテル) 市場価値:1億ユーロ(約135億円)
インテルでキャプテンを務めるイカルディに対して、レアルは2回アプローチをした過去を持つ。イタリアメディア『La Gazzetta dello Sport』では、インテルが新契約を用意していると言われているが、本人はビッグクラブへの移籍を前向きに検討しているという。
ティモ・ヴェルナー(RBライプツィヒ) 市場価値:6500万ユーロ(約83億円)
2018年の夏にもレアルがオファーしたとされるヴェルナー。ドイツで結果を残すべく今シーズンはライプツィヒに残留したが、ドイツ代表として出場したロシアワールドカップでの屈辱は、少なからず心境の変化のきっかけとなった。ヨアヒム・レーヴ代表監督もヴェルナーのステップアップを望んでおり、2020年までの契約を待たずして移籍する可能性は十分にある。
クシシュトフ・ピオンテク(ジェノア) 市場価値:1500万ユーロ(約19億円)
今シーズン大ブレイクを果たしたピオンテクは、セリエAで13ゴールを挙げている。ユベントスのクリスティアーノ・ロナウドに次いで得点ランク2位と堂々の成績を残しており、レアルは来夏にビックラブとの獲得レースを繰り広げるよりも、比較的安価の今のうちに交渉を成立させようと画策している。
フェルナンド・ジョレンテ(トッテナム・ホットスパー) 市場価値:400万ユーロ(約5億円)
トッテナムのジョレンテはマウリシオ・ポチェティーノ監督の構想に入っておらず、今冬の移籍が予想される。アスレティック・ビルバオで結果を残した33歳のストライカーは2017年夏にアルバロ・モラタの後釜としてレアルからオファーを受けた過去を持ち、1月に再アプローチの可能性も。リストアップされている他選手のチーム状況を鑑みると、ジョレンテは獲得しやすい選手となるだろう。
バス・ドスト(スポルティングCP) 市場価値:2200万ユーロ(約26億円)
2016年にヴォルフスブルクからスポルティングCPに加入したドストは、ポルトガルでゴールを量産している。今季リーグ14試合に出場して15得点を決めており、得点力の高さはすでに証明済み。ただ今年起きたスポルティングサポーター練習場襲撃事件によって、ドストはクラブ退団を明言していることもあり、ビッグクラブとの獲得レースが予想される。