無病息災願い込め 伝統の岩戸舞 長岡・栃尾

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無病息災を祈り家々で披露された岩戸舞=2日、長岡市葎谷

 新潟県長岡市栃尾地域の葎谷(むぐらだに)集落で2日、約300年続く伝統芸能「岩戸舞」が披露された。あでやかな衣装の獅子が家々を回って躍動し、厄よけや無病息災を祈願した。

 岩戸舞は江戸時代半ばの元禄年間に村松藩の殿様が同集落で休憩した際、住民が殿様を楽しませようと舞ったのが起源とされる。住民らでつくる葎谷神楽保存会が、毎年1月2日に集落内を巡っている。

 今年は保存会のメンバー8人が11軒を訪問した。着物やはかま姿で座敷に上がり、笛や太鼓、三味線のおはやしを奏でると、獅子が機敏に動き、邪気をかむ意味を込めて口を閉じ、カチッと高い音を響かせた。

 家族と見守った女性(62)は「家が小さく感じるほどダイナミックな舞だった。いい年になりそう」と笑顔だった。