「ふなふな船橋」市民熱演 吉本ばなな氏小説、朗読劇に

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 千葉県船橋市内を舞台とする吉本ばなな氏原作の小説「ふなふな船橋」の朗読劇が、同市のきららホールで上演された。公募で集まり練習を重ねてきた市民ら約30人が熱演。数々の受賞歴を持つ小山ゆうなさんが演出し、朗読だけでなく映像や演技も織り交ぜる工夫が凝らされた。

 「ふなふな船橋」は複雑な家庭事情から孤独に生きる主人公の立石花が、悲しみを乗り越え船橋で成長していくストーリー。梨の妖精「ふなっしー」のぬいぐるみがキーアイテムとなったり、「玉川旅館」や「おかめ寿司」など市内に実在する店舗や場所も登場した。

 演者は小学生から60歳以上のお年寄りまでと幅広く、2017年まで3年連続開催した市民参加型ミュージカル「アンデルセンプロジェクト」経験者が中心となった。出演した船橋市の阿武智子さんは「全員がそろう練習日は少なかったが、メンバーで助け合いながら終えることができた。今年もやって良かった」と充実感をにじませた。

市民が参加し熱演した「ふなふな船橋」の朗読劇=船橋市のきららホール