2019年を“猪突猛進”してほしい国内外の5名

日本では亥年となる2019年。亥年といえば、目標に向かって突っ走る姿を猪に例えた「猪突猛進」という四字熟語ではないだろうか。

そこで今回は、ゴールに向かって突っ走る選手やスピード自慢の選手など「猪突猛進」という言葉に相応しい5人を、20「19年」に合わせて「19番」の選手からピックアップしてみたので紹介したい。

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ジャーメイン良(ベガルタ仙台)

恵まれた身体能力を生かしたパワーとスピードを武器に、昨シーズン公式戦トータル8ゴールを決めて頭角を現したスター候補。1995年生まれの年男としても奮起に期待したい存在だ。

流通経済大柏高では高円宮杯U-18チャンピオンシップ優勝、流通経済大でも大学選手権優勝と、高校・大学ともにタイトルを獲得してベガルタ仙台へ。加入内定直後の2017年シーズンに特別指定選手として公式戦デビューを果たすという逸材としても注目された。

昨シーズンのJ1リーグでは17試合3ゴールという結果を残したが、「ゴールを決めた3試合いずれもチームが敗れている」というデータも。今年こそは彼のゴールがチームに勝利をもたらしてくれることだろう。

アルバロ・オドリオソラ(レアル・マドリー)

昨年夏にヨーロッパ王者レアル・マドリーに加入した、走力とクロスが武器のスペイン代表右サイドバック。

レアル・ソシエダでの活躍が評価されロシアW杯のメンバー入りを果たすも、本大会での出場はなし。そして大会後にマドリーへの移籍が実現したことで、所属クラブでも代表でもダニ・カルバハルと右サイドバックのポジションを競い合う構図となった。

かつてはウインガーだったこともあり、スピードを生かした攻撃参加はお手のもの。DFラインからの「猪突猛進」を体現するようなプレーでカルバハルを脅かす存在になることが出来るかに注目したい。

仲川 輝人(横浜F・マリノス)

161cmという身長の低さを武器として生かし、アジリティで相手を翻弄するドリブルが魅力の小兵アタッカー。

昨シーズンの9月度月間ベストゴールにも選出された、センターサークル付近からのドリブル突破で相手DFを一気に抜き去って決めたゴールは彼の持ち味が凝縮された圧巻の一発だった。

また、惜しくも準優勝に終わったルヴァンカップ決勝では髪をトリコロールに染めて一際目を引く存在にもなるなど、小柄ながらピッチ内で非常に目立つキャラクターでもある。

2019年はチームを去ったウーゴ・ヴィエイラと伊藤翔に代わる得点源としての活躍にも期待がかかる。F・マリノスの新エースとして名乗りを上げることができるか注目してみたい。

レロイ・サネ(マンチェスター・シティ)

今月11日で23歳の誕生日を迎えるプレミアリーグきっての俊足アタッカー。

父はブンデスリーガでのプレー経験もある元セネガル代表、母はドイツの新体操選手というアスリート一家の両親から受け継いだ身体能力を存分に発揮している。

今シーズンのシティではリーグ戦で6ゴール7アシスト、CLでも4試合2ゴールと、層の厚い攻撃陣にあってコンスタントに得点に絡むことで安定感も増してきた。

昨年、ドイツ代表ではロシアW杯のメンバーから外れて失意を味わったが、11月に行われたロシア戦で代表初ゴールを決めて改めて存在をアピール。不振からの脱却を図りたい代表チームの起爆剤としても期待が集まっている。

西村拓真(CSKAモスクワ)

昨年夏、日本代表未経験ながらCSKAモスクワへの電撃移籍でファンを驚かせた急成長株。

富山第一高では2年時の高校選手権で3ゴールを決め富山県勢の初優勝に貢献。ベガルタ仙台でも2017年のルヴァン杯でニューヒーロー賞に選出されると、昨年のJ1では前半戦だけで11ゴールを挙げる活躍。このブレイクに目をつけたロシアの名門からのラブコールに応える形で海外挑戦をスタートさせたのだ。

今シーズン、CSKAでの背番号は19。ここまでリーグ戦の出場が3試合、CLでは第3節・ローマ戦の後半アディショナルタイムで初出場とまだ結果を残すには至ってないが、Jリーグで見せてくれた得点感覚を武器に、ロシアで”Нисимура”の名をアピールしてもらいたい。

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