第一人者に勝利、17歳期待の新星 星野佑介選手(パラテコンドー)

高校生が第一人者に勝った。現在17歳の星野佑介は18年8月、パラテコンドーの第一人者で、日本王者の伊藤力から勝利。20年東京に向けて注目を集めている。

パラテコンドーとの出合いは中3の時。パラリンピック選手発掘プログラムに参加し、テコンドー協会関係者に「テコンドーに向いている体つき」とスカウトされた。

障がいの影響もあって、人との関わりが苦手。ほとんど運動もしていなかったが、テコンドーの華麗な蹴り技に魅せられ、競技開始1年半で強化指定選手に選ばれた。

指導者は、炫武(げんぶ)館館長の姜炫淳(カン・ヒョンスン)師範。姜師範が出会った時、星野は「体もかたくて、体力もなくて赤ちゃんみたいだった」というが、今では「日本一のパラ選手になる」と言わせるほど。

20年から正式競技となるパラテコンドー。まだ17歳の高校生。期待の新星が、東京で初代メダリストを目指す。


星野佑介選手(パラテコンドー)

星野佑介(ほしの・ゆうすけ)

2001年8月9日生まれ 17歳 炫武館所属

中3でパラテコンドーを始めるまでは、ほとんどスポーツ経験なし。

18年8月に日本パラテコンドー界のパイオニア・伊藤力から勝利。

18年は、日本選手権パラの部男子-61kg級3位、パンアメリカ選手権K44男子-61kg級3位、金雲竜カップ選手権K44男子-61kg級3位。

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