南岸低気圧通過後に再び寒波

年末は西高東低の冬型の気圧配置が強まり、等圧線の間隔が狭くなって強い風が吹き、強い寒波が南下して全国的に寒くなりました。
正月三が日は、冬型の気圧配置が弱まり、等圧線の間隔が広くなり、年末寒波は去りました。
今後、大陸の高気圧の一部が移動性高気圧になり、その後を、東シナ海で発生した低気圧が本州の南岸を通過します。
低気圧が通過する1月5日~6日に南から暖気が入って気温が上がりますが、その直後に年始寒気が入ってきます。
東京では年末寒波で12月29日に今冬初の冬日(最低気温が0℃未満)となり、12月31日に初氷となりましたが、日中でも8℃という年始寒波が襲来です。

気象予報士・饒村 曜

画像について:東京の最高気温と最低気温の推移(1月4日以降は週間予報)

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