ファーム打撃2冠王&投手3冠王 …巨人の2019年ブレイク期待の5選手

巨人・高田萌生【写真:Getty Images】

MLB選抜からランニング本塁打の快足外野手も

 原辰徳監督の下、4季連続V逸の屈辱を晴らすべく、大補強を進めている巨人。しかし、見渡せば若手有望株もひしめいている。今シーズン、2軍では和田恋が本塁打と打点の2冠、高田が投手3冠を獲得。補強戦力、外国人選手など強力なライバルを相手にレギュラーを取るのは容易ではないが、坂本勇人、岡本和真などはその高い壁を乗り越えて主力に育った。そんな巨人で2019年ブレイク期待の5選手を挙げる。

○松原聖弥(3年目・23歳)

 2018年にイースタン・リーグ2位の24盗塁を決めたスピードスター。日米野球のエキシビジョンゲームでは、MLBオールスターを相手にランニング本塁打を放ち、一躍注目を浴びた。MLBを代表するモリーナ捕手から絶賛された快足を武器に、1軍の外野争いに参戦する。

○和田恋(6年目・23歳)

 昨季2軍で18本塁打、87打点で2冠王。打率も規定打席に達した選手の中で2位の.296と、ファーム3冠まであと一歩の好成績を残した。1軍でも6月23日のヤクルト戦でプロ初安打。パンチ力には定評あり、高齢化が進む外野の一角を狙う。

○北村拓己(2年目・23歳)

 ルーキーイヤーの昨季は2軍で109試合に出場し、打率.270(リーグ8位)、44打点(同8位)、6本塁打をマーク。1軍でも7月20日の広島戦で初打席に立った。三塁、遊撃が守れ、亜大時代は阪神・高橋遥人投手と同期。出世争いに注目だ。

○高田萌生(3年目・20歳)

 2軍のエースとして、昨季は最多11勝(2敗1セーブ)、防御率2.69、勝率.846でイースタン・リーグ投手3冠に輝いた。1軍でも7月29日の中日戦にプロ初先発したが、2回6失点で敗戦投手となるほろ苦いデビュー。今季は150キロ超の直球を武器に1軍で結果を出したい。

○若林晃弘(2年目・25歳)

 ルーキーイヤーの2018年から1軍で起用され、8月8日の阪神戦ではスタメン出場。翌9日の阪神戦ではプロ初安打も放った。1軍での安打はこの1本だけだったが、三塁、二塁、外野も守れるユーティリティープレーヤーだけに、打撃と走塁を磨いて1軍定着を目指したい。(Full-Count編集部)

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