福山雅治、香川照之と「龍馬伝」以来のタッグ! 初の銀行員役で“うまくやれない男”に挑戦

TBS系の日曜劇場枠では、4月期に福山雅治主演、香川照之共演による連続ドラマ「集団左遷!!」(仮題。日曜午後9:00、開始日未定)を放送することが決まった。江波戸哲夫氏の小説を原作に、銀行の支店長である主人公・片岡洋(福山)たちが巨大組織の理不尽に立ち向かっていく物語。副支店長・真山徹役に扮(ふん)する香川と、NHK大河ドラマ「龍馬伝」以来久々にタッグを組む福山は「9年ぶりの香川さん、とても楽しみです」と期待に胸を膨らませている。

50歳を目前にしたごく普通の銀行員である片岡は、蒲田支店の支店長に昇進するが、廃店が決まっているため上層部から「頑張らなくていい」と言われ戸惑い、思い悩むことに。同ドラマでは、不満を飲み込み、我慢して勤めてきた平凡なサラリーマンたちの奮闘が見どころになる。

銀行員役初挑戦の福山は「片岡は諦めきれない男。そして“うまくやれない男”だと解釈しています。会社のため、仲間のため、取引先のため、家族のため、そして自分のプライドのために頑張るのですが、その頑張りが必ずしも最適解ではない」と役どころ明かし、「でも台本を読ませていただき、片岡の“うまくない頑張り方”に不思議ないとおしさを感じました。誰の人生においても正解は分からないし、一つではない。それでも、やるしかない。うまくはできない、でも諦めない。時に強気に時に弱気に、いい年をして揺れる男、片岡の強さともろさを表現できれば」と意気込んでいる。

常に笑顔だがつかみどころがなく、片岡を見透かしているような真山を演じる香川も「『日曜劇場』の“重厚なドラマ性”の中に、福山さんがどう化学融合して、見どころでもある“コミカルさとユーモア”を醸し出していくのか。そして、『半沢直樹』(同系)以来の銀行ものへの取り組み、さらに私自身も約9年ぶりの福山さんとのがっぷり四つの果たし合いに、今から実に楽しみが尽きない連ドラ。テンションはマックスにすでに上がっている」と高まる気持ちを語っている。

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