原発事故の慰謝料増額に和解案

福島・伊達市、最大119万円

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 福島県伊達市富成地区の住民1191人が東京電力に福島第1原発事故の慰謝料増額を求めた裁判外紛争解決手続き(ADR)で、国の原子力損害賠償紛争解決センターは1人当たり20万~119万円を支払う和解案を示した。住民側弁護団が4日明らかにした。

 富成地区の一部世帯は放射線量が局所的に高い「特定避難勧奨地点」に指定され、2013年3月まで慰謝料が月10万円支払われた。ADRを申し立てているのは地点以外の住民で、和解案では「地点居住者に準じるほどの放射線への恐怖や不安、生活の制約があった」と認定。その上で居住場所によって慰謝料の額に差をつけた。住民側は応じる意向。