旧閑谷学校で「読初の儀」

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 国特別史跡・旧閑谷学校(備前市閑谷)で4日、学び初めの行事「読初(よみはじめ)の儀」が行われた。国宝の講堂で約200人が論語を朗誦(ろうしょう)し、新年の決意を新たにした。

 地元の高校生や家族連れらが聖廟(せいびょう)に祭られた儒学の祖・孔子の像に拝礼し、講堂に移った。岡山県青少年教育センター閑谷学校の徳光泰弘所長に続いて「子曰(しのたま)わく、徳ある者は必ず言(げん)あり。言ある者は必ずしも徳あらず」など4章句を、声をそろえて読み上げた。

 徳光所長が章句の意味や孔子の教えを解説した後、参加者は「野球の県大会で上位進出を」「小学校でたくさん勉強したい」などと決意を発表。備前緑陽高2年でレスリング部の男子生徒(17)は「インターハイと国体出場が目標。電気工事士の資格も取りたい」と話していた。

 読初の儀は江戸時代に始まった行事。明治以降に途絶えていたが、特別史跡旧閑谷学校顕彰保存会が2005年に復活させた。