「決死の覚悟」矢板中央、2年連続4強懸け大一番

5日、全国高校サッカー準々決勝

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セットプレーでの動きを入念に確認する矢板中央イレブン=日体大横浜健志台キャンパス

 第97回全国高校サッカー選手権大会第5日は5日、川崎市の等々力陸上競技場ほかで準々決勝4試合を行い、本県代表の矢板中央(2年連続9度目)は午後0時5分から、同会場で青森山田(青森、22年連続24度目)と対戦する。勝てば同校初の2年連続、県勢としては95回大会の佐野日大も含めて3年連続4強入りを懸けた大一番。DF白井陽貴(しらいはるき)主将は「何が何でも勝つという決死の覚悟で試合に臨みたい」と闘志をむき出しにしている。

 矢板中央は初戦となった2日の2回戦で日章学園(宮崎)に2-1、3日の3回戦で立正大淞南(島根)に1-0で競り勝った。2回戦のオウンゴールを除けば県予選から6試合連続無失点の堅守を披露。だが攻撃面では決定力に欠け、白井主将は「守ることに意識が集中し、自分たちのリズムをつくり切れなかった」と反省する。

 矢板中央イレブンは準々決勝を翌日に控えた4日、横浜市の日体大横浜健志台キャンパスラグビー場で約1時間半、練習に汗を流した。セットプレーや相手DFをかわして得点につなげる攻撃などを入念に確認。グラウンドには時折、元帝京高監督の古沼貞雄(こぬまさだお)アドバイザーの「このままじゃ明日(相手に)出し抜かれるぞ」などと選手を鼓舞する声が響いた。

 青森山田は2年前の優勝校で、今年もJリーグ入りが内定している選手を複数擁する。矢板中央としては持ち味の「堅守速攻」で全国屈指の強豪に立ち向かいたい。

 矢板中央の高橋健二(たかはしけんじ)監督は「全員守備、全員攻撃で勝負する。白井やDF五十嵐磨於(いがらしまお)を司令塔に、栃木代表として最後まで諦めずに戦う姿勢を見せたい」。白井主将は「恐れずに決勝のつもりで戦う。小さいミスでもつけ込まれるので、少しの隙も与えない」と力強く語った。