真備で被災児童らが書き初め大会

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 戦中戦後の書道教育をリードした書家・井上桂園氏(1903~97年)の出身地に当たる倉敷市真備町市場の真備公民館薗分館で5日、書き初め大会が開かれた。西日本豪雨で被災し仮設住宅から訪れた親子連れなど、未就学児から80歳代までの約40人が参加、真剣な表情で筆を運んだ。

 小学3年生以上の児童は「ふじ山」「青い地球」といった各学年課題に挑戦し、大人は正月を祝う言葉や2018年の漢字に選ばれた「災」などを筆でしたためた。未就学児や小学1、2年生はフェルトペンで書いた。同町、今田裕子さんら講師3人が、筆遣いや文字のバランスなどについて指導し、朱を入れて回った。

 町外で避難生活を送る小学5年の女子児童(11)は「みんなと一緒に書くのは楽しい。丁寧に書いたのでまずまずの字に仕上がったと思う」と話し、作品を掲げていた。

 会場には桂園氏の書碑がある西園神社(真備町市場)の絵馬が準備され、希望者は上達を願いながら思い思いに書き込んでいた。

 大会は薗地区まちづくり推進協議会が桂園氏を顕彰しようと、生誕100周年の2003年から始め、今回で17回目。