宝船と七福神で縁起良く 横浜で正月の特集展示

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 横浜ゆかりの画家でイラストレーターの故・柳原良平さんが描いた「宝船と七福神」の作品の数々を正月に合わせて公開した特集展示が、横浜みなと博物館内「柳原良平アートミュージアム」(横浜市西区みなとみらい)で開かれている。3月24日まで。 

 宝船と七福神は柳原さんがよく描いたテーマの一つ。切り絵やリトグラフなど13点を展示している。七福神の表情はいずれもユーモラスで人懐こく、楽しい作風。富士山や日の出を背景にした大胆な構図を、鮮やかな色彩で表現した。

 柳原さんが80歳の時に作画した絵本「どんぶらどんぶら七福神」に掲載されている原画もあり、繊細なタッチを間近で見ることができる。絵本の後書きに掲載されたエピソードも紹介。柳原さんは幼稚園児の頃から七福神を知っており、そのうちの「福禄寿(ふくろくじゅ)」の木製人形で遊んでいたという。同館広報担当者は「表情豊かな七福神を楽しんでもらえたら」と話し、ミュージアム内には七福神の絵柄スタンプも用意。台紙に集めて宝船を完成させるラリーも1月14日まで行っている。

 柳原さんはウイスキーのキャラクター「アンクルトリス」の考案者として知られ、宣伝美術で活躍した。横浜をこよなく愛し、港や船をテーマに多くの作品を制作した。同ミュージアムは、遺族から横浜市に寄贈された作品の常設展示室として昨年3月にオープンした。要入館料。休館日は月曜日ほか。

 問い合わせは、同館電話045(221)0280。

「宝船と七福神」をテーマにした特集展示=横浜市西区の横浜みなと博物館内「柳原良平アートミュージアム」