部分日食 太平洋側を中心に観測のチャンス 都内でも観測報告あり

6日午前9時30分頃に東京・港区で観測された部分日食(撮影=長谷部愛/気象予報士)

 きょう6日(日)は、太陽の一部が月に隠れる「部分日食」が全国各地で観測出来るチャンスがあり、これまでに都内でも観測できている。

 部分日食は、太陽と月と地球が一直線上に並んだときに、地球から見て太陽の一部が月に隠れる現象で、日本で観測されるのは2016年3月9日以来およそ3年ぶりとなる。
 時間帯は地域によって異なるが、東京では、午前8時43分頃に欠け始め、最も欠けるのは午前10時6分頃、見かけの面積のおよそ30%が欠ける。日食が終わるのは午前11時36分頃になっている。
 厚い雲がかからなければ、昼頃にかけて全国各地で観測することができ、午前9時30分現在では、関東など太平洋側では晴れ間の出ている所もあるため、観測のチャンスだ。

日食グラス等を使って安全に観測を

 太陽を直接見ると、強い光と熱で目を痛めるため、専用の日食グラスを使うか、日光を投影させるなどの安全な方法で観測する必要がある。

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