プリシッチ&ハドソン・オドイこそチェルシーの未来 18歳の残留へ全力を

チェルシーのハドソン・オドイ photo/Getty Images

チェルシーはドルトムントからMFクリスティアン・プリシッチを獲得したが、これを若いFWカラム・ハドソン・オドイはどう見ただろうか。エデン・アザールには移籍の噂があるものの、ウィリアン、ペドロ・ロドリゲスに加えてプリシッチまでやってきたことに危機感を覚えているかもしれない。現在はバイエルンが獲得に興味を示しており、そちらに気持ちが流れることもあるだろう。

しかし、チェルシーとしてはプリシッチとハドソン・オドイの2人を今後の軸としていくべきだ。プリシッチが20歳、ハドソン・オドイは18歳と2人とも若く、クラブの将来を任せるには最適な人材だ。米『ESPN』によると、チェルシーのアシスタントコーチを務めるジャンフランコ・ゾラもハドソン・オドイにもう少し先のことを見据えて今後の判断を下してほしいと語っている。

「プリシッチは非常に優れた選手であり、我々は彼を歓迎する。クラブは将来への投資をしたんだ。我々には良い年齢にある選手たちがいて、将来のことを考えている。これがハドソン・オドイにとって問題となることはない。プリシッチの加入はクラブが未来へ動いている理由で、我々はハドソン・オドイも未来だと信じている。ハドソン・オドイは長期的に考えないと。若いうちは難しいかもしれない。明日何が起こるかを考えるだろうが、そのあとのことも考えないとね」

ゾラはウィリアンとペドロの2人を素晴らしい選手と認めているが、同時に30歳を迎えていることにも触れている。今のチェルシーには移籍の噂があるアザールに加え、ベテランの領域へ入るウィリアンとペドロの後釜も見つけておく必要がある。その候補に間違いなくハドソン・オドイは入っている。ハドソン・オドイは今すぐに出場機会が欲しいはずだが、もう少し冷静に考えるべきなのかもしれない。

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