南沙フィリピン支配域に中国漁船

進出拡大、退去警告も

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フィリピン・パラワン島プエルトプリンセサで、取材に応じるカラヤアン町のデルムンド町長=2018年12月(共同)

 【マニラ共同】南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島のうち、フィリピンが実効支配するパグアサ(同ティトゥ)島近くの海域で多数の中国漁船が操業し、フィリピン人漁師が近づくと退去するよう警告していることが6日、分かった。同島を管轄するカラヤアン町のデルムンド町長が共同通信に明らかにした。

 パグアサ島の約25キロ沖には中国が軍事拠点化を進めるスービ(中国名・渚碧)礁があり、周辺では中国海軍や海警局の艦船も確認できるという。ドゥテルテ大統領が中国に融和的な外交方針を取る中、中国の海洋進出が着実に拡大している実態が浮き彫りになった。