長崎市上西山町の松森天満宮で、中国原産のロウバイ(蝋梅)の花が見頃を迎え、ほのかに甘い香りを漂わせている。今月中旬か下旬まで楽しめそう。
ロウバイ科の落葉樹で、参道と本殿近くに計4本ある。薄黄色の花は透明感があり「ろう細工のよう」とも評される。暖冬のため例年より2週間ほど早い昨年末に開花し始めたという。
学問の神様、菅原道真を祭っている松森天満宮。受験シーズンを迎え、多くの受験生やその親が参拝している。禰宜(ねぎ)の伊奈由貴子さん(39)は「受験を前に、花の香りに癒やされてほしい」と話している。