メッツがトレード連発 プラウェッキーをインディアンスへ放出

日本時間1月7日、アストロズとの2対3のトレードに続き、メッツのブロディ・バンワグネンGMは2つ目のトレードをインディアンスとの間で成立させた。メッツは余剰戦力となっていた控え捕手のケビン・プラウェッキーをインディアンスへ放出し、ウォーカー・ロケット投手とマイナーのサム・ハガーティ内野手を獲得。バンワグネンは「我々は今季と将来のために、メジャーでプレイする準備の整った若いタレントを獲得することを目指している。ウォーカーはまだ24歳だけど、先発ローテーションに厚みをもたらしてくれるはずさ」とロケットへの期待を口にした。

今オフのメッツは、正捕手候補としてフリーエージェント市場でウィルソン・ラモスを獲得(2年1900万ドル)。トミー・ジョン手術により昨季の大部分を欠場したトラビス・ダーノウが2番手捕手を務める予定であり、40人枠のなかにはトマス・ニドーも控えていることもあって、プラウェッキーは余剰戦力となっていた。

昨季のプラウェッキーは、ダーノウ離脱後にデビン・メゾラコとともに正捕手格として併用され、自己最多の79試合に出場して打率.210、7本塁打、30打点、OPS.685をマーク。インディアンスは今オフ、正捕手格だったヤン・ゴームスをナショナルズへ放出しており、プラウェッキーは正捕手格へ昇格する見込みのロベルト・ペレスのサポート役を務めることになりそうだ。

ロケットは昨季パドレスでメジャーデビューを果たした24歳の右腕。3先発を含む4試合に登板して0勝3敗、防御率9.60とメジャーの洗礼を浴びたが、AAA級では23先発で5勝9敗、防御率4.73、K/BB3.58とまずまずの成績を残した。マイナー通算与四球率2.11と制球自体は安定しており、持ち前の巧みなピッチングをメジャーレベルまで引き上げたいところだ。

ハガーティはマイナー直近2シーズンで75盗塁をマークしている24歳の俊足の内野手。2017年はA+級で49盗塁をマークし、昨季はAA級とAAA級で合計94試合に出場して打率.239、4本塁打、39打点、26盗塁、OPS.753という成績だった。守備は二塁を中心に、三塁、遊撃、左翼、中堅での出場経験がある。

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