寒中らしい寒さ続く 関東は雲の多い三連休か

7日(月)最高気温の全国分布予想

 きょう7日は、北海道枝幸郡中頓別町で-26.0℃を観測するなど、北海道で今季一番の冷え込みとなった所があった。午後も寒気の影響で、北海道から東北北部は気温が上がらず、寒い状態が続きそうだ。さらに、あす8日(火)から9日(水)は冬型の気圧配置が強まるため、北・東日本の日本海側を中心に荒れた天気となるおそれがある。

8日(火)午後9時と、9日(水)午前9時の雨・雪・風の予想

8日~9日 冬型強まる

 8日は西から冬型の気圧配置となり、9日にかけて全国的に北~北西の風が強まる見通し。9日午前にかけては山陰や北陸でも一時的に雪の強まる所があり、北日本の日本海側は9日午後も風雪の強い状態が続く見込み。寒気の強さや、雪雲の流れ込み具合いによっては、大荒れの天気や大雪となる所もありそうだ。

週間天気予報(数字は予想最高気温と最低気温)

週後半 東・西日本でも雲多く

 10日に気圧の谷が通過する北日本では、11日(金)にかけて再び冬型の気圧配置となり、日本海側を中心に雪が降る見込み。東・西日本でも11日頃は、湿った空気の影響で雲が広がりやすく、12日(土)~13日(日)は本州の南海上を低気圧が通る可能性があるため、雲の取れにくい状態が続く見通し。東京など関東周辺の各地は、気圧配置によっては14日(月・成人の日)も雲が多い可能性がある。
 今の段階では太平洋側の降水は少ない見通しだが、日差しが少なく暖気が流れ込む要素も少ないため、関東あたりでは空気が冷え切った三連休になりそうだ。(気象予報士・高橋 和也)

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