ランカーバスも戦慄!ウワサの“津風呂湖の怪人”と初の邂逅!【ルアーマガジンmobileの特命釣行に初登場!!】

関西屈指のハイプレッシャーフィールドとして名高い津風呂湖。このフィールド界隈のアングラーたちの度肝を抜き続ける人物がいるという噂を聞きつけたルアマガモバイル特捜部は、その素性を解き明かすべく奈良へと飛んだ。そこで取材班が目にしたのは、ウワサの怪人が主催するキーパー40cmリミット3尾というエゲツない大会『2265カップ』だった!! 

津風呂湖の怪人級釣りウマアングラーに出会った!!

2018シーズンのルアーマガジンmobileも、全国各地の釣りウマなアングラーの方たちと出会い、そして衝撃的なバス釣りを目にしてきた。そのなかでも特に度肝を抜かれた邂逅が訪れたので、そのときの2日間にわたる取材の回想をもとにお伝えできればと思う。

それは、師も走りまわる12月に入ってのこと。12月といえば、バスをキャッチするのが難しく1尾の価値がグンと高まりだす季節だ。ここで、冬の寒さにも負けないハイクオリティな魚でもキャッチできれば御の字なのだが、リスクが高いために取材でも敬遠する、もしくは渋るアングラーが多いのが実状。

そんななか、「え!? むしろ寒い時季にやらせてくださいよ。寒くなってテクニカルになってくるほどオモロイんやないですか。それでも、バスを獲る自信はメッチャあります、テ・キ・ナ?」と第一声で切り返してきた方がいた。

"津風呂湖の怪人"の異名をもち、界隈のアングラーに衝撃を与え続ける漢、玉置証さんだ。

■玉置証(たまき・あかし)

リューギが絶大なる信頼を置くフィールドスタッフ。超厳しい状況下でも驚くような釣りでデカバスをいとも簡単に獲ってくるという離れ業で、巷では津風呂湖の怪人という情報も...!!?

一体全体、どんな釣りを魅せてくれるのか。期待に胸を膨らませて見ていると……。どうやらシャローでバスを発見!……したのだが、竿は握ることなくそこからじっと観察するだけ。あまつさえ、徐に紫煙をくゆらせ始める!?

怪人はただ、たゆとう水面をみつめるばかりであった。

玉置「『北斗の拳』ってマンガ知ってますか? 登場人物の"トキ"の名言があるんです。"見ることも戦いだ"と。ホンマにそうやと思うんです。見ることでその日のバスの行動が分かるし、明日のプラにもなりますし……って俺、今回の大会はプラって平然と言っちゃいましたね(笑)」

見るだけでバスの行動パターンまで読めてしまうなんて。この人、ヤバい人なのかもしれない……。後ろ姿からバスを獲ってくれる安心感、裏を返せば自信と気迫が2265カップという名のプラクティス(笑)からすでにビンビンと伝わってきたのだった。

独自の理論から導き出されたルアーに衝撃の連続!!

玉置さんのすごいところは、独自の理論をもとにチューン、もしくは新発明の域の改造を行い、それで数々のランカーバスをキャッチしてきたというところにある。 

以下の写真のルアーは、ルアーマガジン本誌でも2018年初夏に特集記事で紹介した、リューギで開発を進めている『ミラクルコール』。玉置さんの名を知っているのであれば、このルアーの名を知っていることかと思う。まだ発売は未定だが、今後の展開がかなり気になるところ……!! リューギさん、そこのところどうなんでしょう(笑)!?

今回出てきたのは、ミラクルコールだけではない。こちらは、玉置さんが発案したというリューギから今冬発売予定の『ディープトレーサー』も今回の特命釣行に登場した。天秤仕掛けを連想させるアイテムだが、先端にはイマカツのバスロイドJr.に取り付けられている。今までのビッグベイトでは表現できなかったレンジでのアクションを可能にするとともに、抜群の根掛かり回避能力を掘る代物だ。

他には、こんな風に連結、連結して作り上げた長ーーーーーーいブルフラット!!? 動きのほうは、想像にお任せするが……エグい動きであるというのだけはお伝えしておこう。

それ以外にタックルボックスに入っているルアーや使用しているルアーも、すべてにモザイクをかけなければいけないレベルのヤバい代物ばかり。残念ながら、お見せすることはできない。記者にとっては衝撃のオンパレードだった。

では、"使うルアーのすべてが奇抜なのか!?"というと、そういうわけではない。

特命釣行のために用意しておいた『エグ弾Type-LEVEL』のオリジナル! 状況を見極め、そのときに最適なアクションの出せるルアーをセレクトする。そのために、ないルアーがあれば発明する。それが、玉置証というアングラーなのだ。

津風呂湖の怪人の異名は伊達じゃなかった!!

特命釣行当日。お題は、『2265カップ優勝者のスコア超え』!! 優勝者は2尾で5030g(それもどうかと思うウェイトだが……)をキャッチしていたので、2尾でそのウェイトを超えることがお題達成の条件!! 満を持してのフライト後、まだ1時間を経たずして水面が爆発ッ! とともに、ロッドが綺麗に絞り込まれた!!

ロッドの曲がり具合、水しぶき。どれをとってもナイスコンディションには違いないが……!?

ホントにキタぞ、でかバスが!!

玉置「わざと止めて見切らせた後にプンッてして、近寄ってきたときにまたプンッてしたらスイッチが入ってブォォォォオオーッて持っていった、テ・キ・ナ?」

そしてキタぞ、玉置節!! 

この時季に、45cmを軽~く超しちゃうようなクオリティの良い魚をいとも簡単にキャッチしちゃう玉置さん。やはり、ヤバい人なのかもしれない……。そんなことを考えながら、「良いもん見してもろたわー」なんてエセ関西弁で内心思っていると、そのちょうど1時間後に!!

1尾目を上回るサイズが現れる!!? あの、まだ開始2時間なんですけど。これって……もしや、史上最速のお題達成という可能性も見えてきた、テ・キ・ナ!?

非常に、ヒジョーに気になる結果は、ぜひルアーマガジンmobile玉置証さん特命釣行の記事をご覧くださいませ!!

キーパー40センチ!!? 強者たちの魂の祭典『2265カップ』

特命釣行の前日は、玉置さんが主宰で年に1回行われる『2265カップ』にお邪魔させていただいた。キーパー40cmって……39.8cmとかでもリリースしなくちゃならないという、まさに鬼のようにハイレベルな大会である。

それでも、終わってみるとまずまずの人数が笑顔でウェイインしてくるのであるから末恐ろしい。今回第3回目を迎えて、イマカツのミハラマンこと三原直之さん、ジャッカルのマーモこと加木屋守さん、ジークラックのUFOこと伊藤優歩さん、リューギのオニちゃんこと山本訓弘さん、痴虫ビルダーの松本光弘さんと、名立たる人気アングラーが津風呂湖に集結した!

2265カップが終了したあとには、三原さん、痴虫・松本さん、リューギスタッフのウッディーこと宇田智さんを交えて抱腹絶倒ラジオトーク!! 詳しくは、痴虫松本さんの『デジオ虫の声』★vol.221-4★(2018.12.14)にて収録してあるので、そちらもチェック!

2018年12月: デジオ虫の声2

津風呂湖の怪人は実在した。それが、ルアマガmobile特捜部の出した答えだ。要注目アングラーの筆頭株として、2019年も玉置証さんの動向を追うことをこの場を借りて宣言したい。それほどまでに、我々をシビれさせてくれる内容だった。

ルアーマガジンモバイルの特命釣行では、挑戦したアングラーのインタビュー記事をお届けしているが、今回はインタビューに加えて玉置さん本人による生解説の記事を公開中!! 「あのとき、何を考えてバスをキャッチできたのか!?」を珠玉の言葉で綴られているので、ぜひご覧あれ!! 

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