中日ロメロ、ドミニカWLで“延長戦” 計4試合の追加登板“許可に”「感謝」

今季から中日に加入するエンニー・ロメロ【写真:Getty Images】

レギュラーシーズンだけの予定が、POで2試合に投げ、さらに2試合の登板が許可される

 中日の新助っ人エンニー・ロメロ投手が、ドミニカのウインターリーグでの“延長戦”を中日から認められた。母国のレオネス・デ・エスコヒードでプレーしているロメロ。当初はレギュラーシーズンだけのプレーする予定だったが、プレーオフでの2度の登板を中日側が許可し、さらに、もう2試合の登板を認めることになった。ドミニカの地元メディア「DEPORTIVAPP」が「エンニー・ロメロは更に2回分の登板機会を許可される」と伝えた。

 最速164キロを誇る左腕のロメロは、ウインターリーグで圧巻の成績を残してきた。11試合に登板し、うち10試合で先発。2勝1敗だったものの、54イニングを投げて、許した失点は10(自責は8)。54個の三振を奪い、防御率1.33という好成績を残した。

 ここで戦いは終わるはずだったが、プレーオフでの2試合の登板を中日側が許可。12月20日のティグレス・デル・リセイ戦で先発したロメロは5回を6安打2失点、9奪三振と好投。さらに、12月29日の同戦では先発して6回無安打無失点に抑え、5つの三振を奪った。さらに、ロメロはチームがプレーオフを勝ち上がるために、さらなる登板を志願。すると中日側があと2試合の登板を許したと記事では伝えている。

 記事の中で、ロメロは「自分から許可を求めたんだ。彼ら(中日)は認めてくれて、僕に体に気を付けてと言っていたよ。ファイナル進出へ向けてチームを助けられるよう、ここでマウンドに立ち続けるチャンスをくれた神と中日に感謝しているよ」とコメントしている。1月に入ってから、まだロメロは登板しておらず、少なくとも、1月半ばまではドミニカで登板する見込み。残り2度の登板を終えると、束の間の休息を挟み、来日となるだろう。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2