伊藤忠丸紅住商テクノスチール、鍛造部品会社に41%出資

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 伊藤忠丸紅住商テクノスチール(本社・東京都千代田区、社長・中野次郎氏)は、軸受けなどの鍛造部品製造の羽咋丸善(資本金・3千万円、本社・石川県羽咋市、社長・平美都江氏)に出資する。海外関係当局の許認可取得が済み次第、親会社のベアリング大手NTNから株式41%を取得する。

 羽咋丸善は1968年(昭43)に設立し、旧社名でもある「平鍛造(たいらたんぞう)」の商標で事業を展開。世界トップレベルの性能を誇る自社開発の超大型ローリングミル(圧延機)や金型を用い、継手用鍛造品や軸受け用リングなど寸法精度に優れた鍛造リングを生産している。得意とする仕上げ作業がほとんど必要ない「ニアネットシェイプ鍛造品」は、切削油剤などを不要とすることで環境負荷を軽減し、コスト低減の面でも高い競争力を有している。

 昨年10月にNTNが羽咋丸善の全株式(自己株式除く)を約100億円で取得していたが、鍛造リングなど同社製品を取り扱うテクノスチールが販売面で関係強化を図ることが有益と判断。平氏が1月1日付で代表権のある社長に再び就き、3者合弁で経営することを決めた。合意した出資比率はテクノが41%、NTNが49%、平社長が10%。テクノスチールは株式取得を通じて羽咋丸善との関係強化をさらに深め、顧客ニーズに応えるため販売体制の強化とサービス拡充を図る方針だ。