JFEエンジら3社、大津市でガス小売事業

 JFEエンジニアリングは26日、滋賀県大津市でガス小売事業を行うと発表した。同社と大阪ガス、水道機工の3社で構成するコンソーシアムが25日付で大津市100%出資の新会社「びわ湖ブルーエナジー」の株式を取得。新会社が大津市からガス小売事業を引き継いだ。

 大津市は新会社と「大津市ガス特定運営事業等公共施設等運営権実施契約書」を25日付で締結。新会社は電気・ガス機器などの販売および総合的なサービスの提供を行うほか大津市との契約に基づきガス導管、LPガス、水道の保安業務を行う。民間企業のノウハウを活用することで多様なサービスを展開する。出資比率は大阪ガス74・8%、大津市25%、JFEエンジと水道機工が各0・1%。

 ガス料金については19年4月から一般料金と家庭用選択約款料金の値下げに加え、多くのガスを使うユーザーが得になる「プラス割料金」を新設する。電気料金は19年1月から大津市ガスのユーザーを対象に大阪ガスの電気料金メニューが適用可能となる。

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