【平成の長崎】世界最大級の客船クイーン・メリー2が長崎寄港

平成22(2010)年

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 世界最大級のクルーズ客船クイーン・メリー2(QM2)が2月17日、長崎に寄港した。長崎県観光連盟などによると、QM2はこれまで日本に寄港した客船の中で最大という。同日夕、横浜港に向け出港した。

 QM2は、英国船籍で米国のキュナード・ライン社所有。総トン数は約15万トン。船長は345メートルで、水面からの高さは約62メートル。高さはビルの20階建てに相当し、65メートルの女神大橋と3メートルほどの差しかない。昨年は横浜ベイブリッジ(高さ約55メートル)をくぐれず貨物用埠頭(ふとう)に回ったという。

 QM2を見ようと、同日午前7時前から女神大橋にも多くの人が集まった。船が接岸した長崎市の松が枝ふ頭では、歓迎行事があり、和服姿の女性が乗客を出迎えたり、和太鼓の演奏などで盛り上げた。

 オーストラリア人やイギリス人、アメリカ人など計約2500人が上陸。乗客は和服姿の女性と記念写真を撮ったりしていた。初めて長崎に来たというオーストラリア人の女性(61)は「(和服姿の女性が)美しい」などと感想を話した。その後、多くの人が平和公園や原爆資料館などを巡るバスツアーに出掛けた。

 QM2は、1月4日から4月22日までの日程で世界各国を回る。費用は全日程参加した場合、200万円から2千万円という。(平成22年2月18日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

女神大橋の下をわずかな差で通過し、初入港するクイーン・メリー2=2月17日午前6時53分、長崎港