奈良県警などによると、県内での2018年交通事故死者(速報値)は累計45人(前年比5人増)と、1947年以降で最少となった2017年の40人から反転増加となりました。8月31日未明には、奈良市で10代の男女6人が死亡、2人が重傷を負ったバイク事故も発生しました。
なお、うち65歳以上の高齢者は23人(前年比4人減)と半数超を占めています。
【奈良県内での2018年交通事故死者数】(12月31日現在:速報値)
・ 1月:2人(-4) うち高齢者1人(-3)
・ 2月:2人(-4) 1人(-4)
・ 3月:5人(+4) 4人(+3)
・ 4月:2人(-1) 1人(±0)
・ 5月:1人(-4) 1人(-1)
・ 6月:3人(-2) 0人(-4)
・ 7月:4人(+3) 2人(+2)
・ 8月:7人(+6) 1人(±0)
・ 9月:8人(+6) 5人(+3)
・10月:4人(+3) 2人(+1)
・11月:0人(-2) 0人(-2)
・12月:7人(±0) 5人(+1)
・8.11日に1人の割合(上期12.0日/下期6.13日)
・都道府県別:総数30位 増減数9位 増減率8位 人口10万人比26位
・年間死者数:2017年40人 16年47人 15年46人 14年45人 13年42人
うち高齢者: 27人 22人 19人 21人 29人
◆用語解説「交通事故死者」
「交通事故」とは、道路交通法第2条第1項第1号に規定する道路において、車両等及び列車の交通によって起こされた事故で、人の死亡又は負傷を伴うもの(人身事故)をいい、「死亡」(「死者」)とは、交通事故によって、発生から24時間以内に亡くなった場合(人)をいう。
警察庁では、交通事故実態をできるだけ早く把握、分析し、最も効果的な交通安全対策を迅速に検討し実施するとともに、国民に対して、速やかに交通事故状況を知らせることで交通事故防止を図ることを目的として、各種統計をとりまとめている。このうち、交通事故死者については日報を、また翌春に30日以内交通事故死者を公表している。