No Buses 「Boring Thing」けだるげな雰囲気とカルト的な中毒性を放つエレジー

けだるげな雰囲気とカルト的な中毒性を放つエレジー

世界中から注目される平均20歳No Busesが《Tugboat Records》から待望の1stEPをリリース。日本人バンドで初めてこのレーベルと契約した彼ら、今年公開された1stシングル『Tic』のMVは、南米を中心に話題を集め30万再生を越え、収録曲「Girl」はなんとフランスの老舗メディア《Rolling Stone》に紹介された。世界のインディー勢と共鳴するローファイ・ポップ、ガレージ譲りのエモメロと骨太ビートから国境関係無く愛されるロックバンドであると感じさせる。表題曲「Boring Thing」は、けだるげな雰囲気とカルト的な中毒性を放つエレジーで、彼らのセンスが本物であるという事を裏付けている。2019年になり、平成が終わろうとしているが、彼らが新時代のロックバンドの台頭といっても過言ではないだろう。目まぐるしい時代の中で”平成生まれ”No Busesの音を聞き漏らすな。(新宿LOFT:小林駿仁)

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