夜間中学設置是非の判断材料に 相模原市教委が初の市民調査

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 相模原市教育委員会は7日、義務教育を十分に受けられなかった人が学ぶための公立夜間中学の設置について市民の意見を聴く初のアンケートを始めた。県内3校目の開校を目指す県教委が2017年度に実施したニーズ調査で、居住市町村別で同市内在住者の設置希望が最も多かったことを受けた。市教委は開校希望者の意向を詳しく聴き、設置の判断材料の一つにするとしている。

 公立夜間中学は、夜の時間帯に授業を行う中学校の夜間学級。戦後の混乱期に義務教育を十分に受けられなかった人に教育の機会を提供するために設けられたのが始まりで、現在は不登校だった人や、外国籍の人たちらの学びの場となっている。

 県内には横浜、川崎市内に1校ずつあるが、受け入れは地元市在住・在勤者に限られている。また2016年に夜間中学の設置を各自治体に促す教育機会確保法が成立し、県教委は3校目の設置を念頭に、両市を除く県内全域でニーズ調査を実施。160人から入学希望の回答があり、相模原市内在住者が54人で最多だった。

 市教委が今回行うアンケートには個人名の記入は必要なく、7カ国語で回答できる。年代、通える時間帯、どうして夜間中学で学びたいかなど、7項目の質問が設けられている。夜間中学で学びたい人の家族や友人、支援者向けのアンケートも同時に行う。結果は18年度中に公表する。

 市のホームページで直接回答するか、市内の公民館などに置かれているアンケート用紙に記入し、市教委に提出する。締め切りは31日。問い合わせは、市教委・学校教育課電話042(704)8918。

相模原市教育委員会が行っている夜間中学に関するアンケート