熊本市民病院に労基署が是正勧告

地震受け、過労死ライン大幅超過

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2016年4月の熊本地震後、態勢を縮小している熊本市立熊本市民病院=8日

 2016年4月の熊本地震で被災した熊本市立熊本市民病院で事務職員1人の時間外労働が、16年中に労使協定(三六協定)の上限(単月120時間)を3回超え、熊本労働基準監督署が是正勧告していたことが8日、分かった。態勢縮小に伴う看護師らの引受先探しなどに追われたのが要因で、16年4月は164時間と大幅超過。単月100時間が過労死ラインとされる中、医療運営を支える職場の支援強化を求める声が出ている。

 市民病院は地震で建物や貯水設備などが壊れ大部分の機能が停止。新生児を含む310人の入院患者が転院や退院を余儀なくされた。