黒島天主堂をモチーフ スマホグッズ好評 島民が考案

 世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産がある佐世保市黒島町の観光拠点「黒島ウエルカムハウス」で、黒島天主堂をモチーフにしたスマートフォンのカバーと落下防止用のリングを島民が考案、販売している。
 カバーはプラスチック製。天主堂で働く竹原由樹子さん(51)が、祭壇周辺に敷き詰められたタイルの模様を転写した。模様は天主堂の建築を指導したマルマン神父が聖書の教えをヒントにデザインしたとされる。
 リングはスマートフォンの背面に貼り付けて指を入れて使う。地域おこし協力隊の初田育子さん(37)が企画。天主堂の色鮮やかなステンドグラスをイメージした。落下を防ぐほか、スタンドにもなる。
 竹原さんは「島の活性化につながればうれしい」、初田さんは「若い人にも好評。観光の記念になれば」と話している。
 カバーは3780円と4860円、リングは864円で販売。問い合わせは黒島ウエルカムハウス(電0956・56・2311)。

島民が考案したスマートフォンのカバー(右)とリング=佐世保市黒島町

© 株式会社長崎新聞社