温泉×ラグビー=別府 市がPR動画を制作、公開 おもてなし準備本格化【大分県】

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おけをボールに見立ててパス。湯の町とラグビーを融合させたユニークな映像が展開する別府市のPR動画
芝生のグラウンドで「おもてなしウオー・クライ」を踊るラストシーン

 今秋のラグビーワールドカップ(W杯)大分開催に向けて、別府市は温泉とラグビーを組み合わせたPR動画を公開した。強豪チームの公認キャンプ地として国内外から注目を浴びる中、市民や世界中のラグビーファンに向けて「おもてなし」の心意気や温泉の魅力を伝える狙い。動画を皮切りに「NO SIDE(ノーサイド)プロジェクト」と銘打った受け入れ準備を本格化する。

 動画は風呂おけを楕円(だえん)球に見立て、湯上がりのようなバスタオル姿のラガーマンたちが商店街でパスをしたり、JR別府駅前でスクラムを組んだり。敵のタックルや、おけを前に落とすノックオンなどの反則を乗り越え、芝生のグラウンドでオリジナル曲「おもてなしウオー・クライ」の歌と踊りを披露して締めくくる。撮影には市民ら約200人が参加した。

 タイトルは「NO SIDE」(2分31秒)。動画投稿サイト「ユーチューブ」で7日正午から公開しており、市のホームページからも閲覧できる。

 W杯は9月に開幕。県内は大分銀行ドーム(大分市)で予選リーグ、決勝トーナメントの計5試合が組まれている。公認キャンプ地の別府市はニュージーランドやオーストラリア、ウェールズなどの代表チームが滞在する。

 動画公開を機に、市はおもてなしの充実に向けた同プロジェクトをスタート。のぼり旗や看板を飾って機運を盛り上げるシティードレッシング、街の美化や通訳、案内などを担うボランティアの育成も始める。「大会期間中はファンが集って観戦や飲食が楽しめる拠点が必要」として、同駅前などに市独自のファンゾーン設置を検討している。

 杉原勉市文化国際課長は「いよいよW杯イヤー。動画を第1弾としてさまざまな仕掛けを考えながら、市を挙げて世界中からやって来るチーム関係者やファンをもてなしていきたい」と意気込んでいる。