前校長、減給処分の14万円自主返納 新潟工高いじめ自殺

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 いじめを訴えていた新潟県立新潟工業高校1年の男子生徒=当時(15)=が2016年11月に自殺した問題で、男子生徒への対応が不適切だったとして県教育委員会から減給(10分の1)3カ月相当の処分を受けた当時の校長が、処分相当額の約14万円を自主返納したことが8日、分かった。

 県教委によると、先月28日付で前校長から在職時の月給を基に算定した14万1870円が支払われた。前校長は県教委の担当者へのメールで「多大なご迷惑をおかけし、申し訳ありません」などと記したという。

 この問題を巡っては、県教委の第三者委員会が昨年9月、学校側に自殺の「根本的な原因」があるとする調査報告書を公表。県教委は当時の担任を減給3カ月とするなど計4人を減給処分とした。ただ、昨年3月に退職し、県外で大学教授を務める前校長に対しては処分の権限がなく、退職金などからの自主返納を求めていた。