日綜産業のフロア型吊足場「クイックデッキ」、大阪メトロ新大阪駅駅舎改良工事で採用

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 吊足場など軽仮設機材メーカーの日綜産業(本社・東京、社長・小野大氏)はこのほど、大阪メトロ御堂筋線の新大阪駅駅舎改良工事で採用された先行床施工式フロア型システム吊足場「クイックデッキ」の現場見学会を実施した。

 採用されたのは駅舎改修工事のうちホーム屋根の改修現場。約300メートルのホーム屋根のうち南側70メートルの屋根部で、鉄道軌道上も含めて採用された。クイックデッキの施工面積は925平方メートル。工事は終電から始発までの約3時間の中で行われるが、工事休止時間帯も含めて乗降客が歩くホームや電車軌道への工事用部材などの落下を完全回避でき安全なことや、作業者の安全確保、取付け・取外しが簡便な「クイックデッキ」が採用された。

 「クイックデッキ」は4年前から受注開始し約500現場で採用されているが、鉄道軌道上での採用は初めて。鉄道駅工事では東京駅構内工事に続き、西日本の駅舎工事で初めての採用となった。

 工事発注者は大阪市高速電気軌道。工事元請は大日本土木。JR新大阪駅のリニューアル化に連動して地下鉄駅のリニューアルを図る工事で、2016年2月着工、19年12月16日完工の計画。

 大日本土木の新道克彦現場代理人および実際に足場施工を行った光陽(大阪府門真市)の吉國照彦取締役統括部長は「ホーム上での作業で、終電後の短時間作業における安全対策と、昼間の乗降客および電車への安全対策を徹底することが最重要課題。すでに工事開始から3カ月経過するが、クイックデッキを使うことで無事故無災害が続いている」と話している。