おすすめアジング用ジグヘッドとその選び方!重さ、種類、形状の種類を知って使いこなそう アジング用のジグヘッドには、重さ選びや、ダートなどの動き、巻きの安定性を生み出すためのヘッド形状のほか、フック形状や素材などの違いがありますので、違いを把握して、状況に合わせて使いこなしましょう。合わせて、これらの要素を網羅したおすすめジグヘッドもご紹介します!

アジングの釣果はジグヘッドに左右される?

アジングで使われる、基本的なリグのジグヘッド。アジは、違和感があるとすぐにワームを吐き出す特徴があったり、表層近くからボトムにある様々なエサを捕食したりするため、状況ごとに合わせたジグヘッド選びが必要となります。そのため、アジングで使われるジグヘッドの違いを、知っておき、多種多様な製品を使い分けることが、釣果アップのコツとなります。

アジング向けジグヘッドの選び方

アジング向けジグヘッドは、各メーカーから様々な種類が発売されています。アジングジグヘッドを選ぶ際には、以下のような項目をチェックして最適な製品を選んでみてください。

重さの違い

アジング用ジグヘッドは、1グラム以下の軽量なものから2グラム以上のものまで様々。重さは、フォールスピードや操作感の違いを、生み出すので、釣果に直結しやすい要素です。重さの使い分けは、下記を参考にしてみてください。

▼1グラム以下のジグヘッド

1グラム以下のジグヘッドは、漁港内でのスローな釣りに最適。低活性だったり表層付近に居るアジにゆっくりとアピールしてバイトに繋げることができます。ただし軽いので単体では飛距離が出ないことがデメリットとなります。

▼1グラム台のジグヘッド

1グラム台のジグヘッドは、どのような環境であっても万能に使うことができる重さ。基本的にはこのグラム数から釣りをはじめてみて、アジの反応や風・波などの外的要因に合わせて重さを変えていくのがおすすめです。

▼2グラム以上のジグヘッド

2グラム以上のジグヘッドは、潮流が速いエリアでおすすめです。潮流が速いエリアにおいては軽いジグヘッドでは沈ませることが困難で、リグがどこにあるかも分かりづらくなってしまいます。また、風が強くリグが操作しづらい状況でも、2グラム以上の重さがあると使いやすいです。

ヘッドの形状の違い

▼丸型のジグヘッド

▼やじり型のジグヘッド

アジング用ジグヘッドにはヘッド形状の違う製品が多いです。ヘッド形状の違いによって動きなどが変わってくるので、以下に解説するそれぞれの特徴を理解して使い分けるようにしてみましょう。

▼丸型のジグヘッド

丸型のジグヘッドは、スイミングやフォールなど、どんな使い方にも対応しやすいスタンダードなヘッド形状です。まず、アジング用のジグヘッドを揃えていくのであれば、丸型から揃えていくのがおすすめです。

▼やじり型のジグヘッド

やじり型のジグヘッドは、スイミングとダート性能に優れたヘッド形状です。スイミングにおいては、長さのあるヘッドが抵抗となり一定レンジをキープしやすくなります。一方でアクションを加えるとヘッドが水を切り、ワームをダートさせて使えるのでアジのリアクションバイトを誘うことが出来ます。

▼特殊形状のジグヘッド

アジング用ジグヘッドには、工夫を凝らした特殊形状のジグヘッドもあります。例えば、TICT(ティクト)のBULL HEADのように、ジグヘッド前面の形状を変えて、水押しの波動を生み出したり、ヘッド自体が小刻みに、バイブレーションするようにしてあるものがあります。

フック形状の違い

▼ストレートゲイプ

▼オープンゲイプ

アジング用ジグヘッドには、2つのフック形状の違いもあります。使うシーンによって、それぞれのフック形状でフッキング効率の違いが出てきますので、以下を参考にして使い分けしてみてください。

▼ストレートゲイブ

ストレートゲイブは、主にワームをスイミングで使っている場合のフッキング効率を上げやすい形状です。針先に力がスムーズに伝わるので、少ない力でフッキングが完了する特徴もあります。

▼オープンゲイブ

オープンゲイブは、フォーリング主体で誘いを入れていく場合におすすめのフック形状。一度吸い込まれるとアジが吐き出そうとしても、フックポイントが口のどこかに軽く刺さるのでフッキングに持ち込みやすくなります。

素材の違い

アジング用ジグヘッドには、ヘッド素材の違いもあります。ヘッド素材の違いは、フォールスピードや価格の違いに繋がってきます。詳細は下記を参考にしてみてください。

▼タングステン

タングステンは比重が高いため、ヘッド形状がコンパクトになり、沈みが速くできる特徴があります。また、硬度も高いのでボトムにコンタクトした場合の感度も高いです。ただし、価格は高い傾向があります。

▼鉛

アジング用ジグヘッドで多くの製品に採用されているのが鉛です。鉛は加工がしやすいため、安価でヘッド形状の種類も豊富な特徴があります。タングステンに比べるとヘッド形状が大きくなるのでフォールがゆっくりになる一方、重たくなるとワームとのシルエットバランスが取りにくいデメリットもあります。

▼その他

アジング用ジグヘッドには、THIRTY FOUR(サーティーフォー)の『ZEROGRA HEAD』など、鉛に樹脂をコーティングしたものもあります。樹脂コーティングされたジグヘッドは、ヘッドの体積が増えることで、スローなフォールができたり、表層付近を釣ったりしやすくなるメリットがあります。汎用性は高くありませんが、特定の状況においては高い実釣性能を持ちます。

アジングにおすすめのジグヘッド

ここでは、アジングにおすすめのジグヘッドをご紹介します。ヘッドやフック形状の違いなど、それぞれの製品の魅力を参考にしながら、ご自身のアジングシーンに、合わせたものを選んでみてください。

TICT(ティクト)BULL HEAD

TICT(ティクト)のBULL HEADは、ヘッド前面をカップ形状とすることで、抵抗を増幅させたアジング用ジグヘッド。スイミングでは、水を強く押し、フォールでは水を掴みながらゆっくりとフォールしてくれます。フックは、ロングシャンクのオープンゲイブでアジの口の奥に掛けられ、口切れを防いでくれます。

TICT(ティクト)アジスタ!

TICT(ティクト)アジスタ! は、ハイカーボン素材フックを採用した金針仕様のアジング用ジグヘッド。フックサイズによってフック形状が異なり、SSにおいてはストレートゲイブ、Mではオープンゲイブとなっています。アジの大きさやエサ、活性などに合わせて最適なフック形状のセレクトが可能となっている点が大きな魅力のジグヘッドです。

THIRTY FOUR(サーティーフォー)ZEROGRA HEAD

鉛を樹脂コーティングすることで、超スローフォールと表層攻略を手軽なものとした、THIRTY FOUR(サーティーフォー)のZEROGRA HEAD。軽量ジグヘッドのデメリットである操作感の無さを、樹脂コーティングによって改善してあります。アミやプランクトンパターンが、主流となりつつある、現在のアジングシーンでは必須とも言えるジグヘッドです。

THIRTY FOUR(サーティーフォー)Diamond head

多面ヘッド形状が、特徴的なTHIRTY FOUR(サーティーフォー)Diamond headは、動かすとヘッドが光を反射することにより、アジにアピールできるジグヘッドです。また、真っ直ぐにフォールすることもこのジグヘッドの大きな特徴で、攻略パターンがフォーリング中心となるときに高い性能を発揮してくれます。

JAZZ(ジャズ)尺HEAD DX mini R type

JAZZ(ジャズ)尺HEAD DX mini R typeは、若干内側に向いたフックポイントとマイクロバーブによる、刺さりの良さが魅力のアジング用ジグヘッド。ヘッドに重さが刻印してあるので、必要とする重さを素早く確実に見つけることに役立ってくれます。大容量で、お得な20ヶ入り漁師パックが、ラインナップされていることも魅力です。

JAZZ(ジャズ)尺HEAD DX マイクロバーブ D type

JAZZ(ジャズ)尺HEAD DX マイクロバーブ D typeは、ダートアクションを引き出しやすいヘッド形状のジグヘッドです。逃げ惑う小魚やエビを演出し、スローな動きに反応しにくいアジをリアクションで釣っていくことが可能です。特に、デイゲームでのアジングにおいて、活躍してくれます。

DAIWA 月下美人 SWライトジグヘッド

DAIWA 月下美人 SWライトジグヘッドは、カワハギ釣りなどの合わせが非常に難しい釣りで、研究開発を行った「SaqSas(サクサス)」という表面加工テクノロジーを用いたフックを採用しているジグヘッド。オープンゲイプとナローゲイプ2種類をラインナップしており、シチュエーションに合わせて最適なフック選択ができるのが、このジグヘッドの魅力です。

アジング用ジグヘッドを使いこなそう!

本記事で解説したように、アジング用ジグヘッドには様々な種類があります。重さ・ヘッド形状・フック形状・ヘッド素材といった要素がもたらす違いを知って使い分けることでアジングの釣果をアップさせることが出来るでしょう。ぜひ本記事の内容を参考にアジング用ジグヘッドを使いこなしてみてください。

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