熊本地震千日で参集訓練 初動対応の手順を確認 熊本県益城町

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抜き打ちの参集訓練で「想定外を作らないために備えが大事」と職員に訓示する西村博則町長=益城町

 熊本地震の前震から千日目を迎えた8日早朝、益城町は大規模地震発生を想定した職員の参集訓練を実施した。事前に日時を知らせない抜き打ちの訓練は熊本地震後初めてだったが、職員が続々と駆け付け、庁舎の安全を点検し、初動対応の手順を確認した。

 訓練は県南部を震源とする最大震度7の地震が発生し、同町でも震度6強を観測した想定。午前6時に携帯メールを全職員に一斉配信し、参集が求められた災害対策本部各班の副班長以上62人のうち30人が約1時間で集まった。

 3年前の前震の際は職員の約4割が2時間以内に駆け付けたが、「参集率は高かったものの、うまく機能していなかった部分もあった」と今石佳太危機管理監。早く到着した職員が誰であっても対応できるような詳細なマニュアルを今後作り、守衛室に備えておくという。

 西村博則町長は「発災直後は情報量が少なく、出勤する際に目にした被害の情報も重要になる。メールに気付きにくいなど出てきた課題を今後の体制づくりに生かしたい」と講評した。(立石真一)

(2019年1月9日付 熊本日日新聞朝刊掲載)