日本代表は9日、UAEで開催されているAFCアジアカップのグループF・第1節で、トルクメニスタン代表と対戦する。対戦国であるトルクメニスタン代表の指揮官を務めるヤズグリー・ホジャゲルディエフ監督が、日本戦への意気込みを明かしている。
FIFAランク50位の日本代表に対し、トルクメニスタン代表は127位と格下。間違いなく両チームの間には大きな実力差があるだろう。インタビューに応じたホジャゲルディエフ監督も「我々は、日本がどういう立ち位置にいるかは知っているよ。彼らは非常に良いチームだ。FIFAW杯で、彼らがどんなプレイをしたかも見た。彼らはキープレイヤーが誰なのかを区別することもできない」と述べた。大手スポーツメディア『FOX SPORTS』のアジア版が伝えている。
ただ、親善試合ではなく公式戦、さらにその初戦とあれば、いくら格下といえど何が起こるかはわからない。実際に、今大会では韓国代表(FIFAランク53位)がフィリピン代表(同116位)に1-0で辛くも勝利、UAE代表(同79位)がバーレーン代表(同113位)に1-1で引き分け、オーストラリア代表(同41位)がヨルダン代表(同109位)に0-1で敗戦するなど、強豪国たちが苦戦を強いられている。こういった状況もあってか、トルクメニスタン代表も日本代表に一泡吹かせてやろうとモチベーションは高いかもしれない。
指揮官は「我々はやってやろうという強い思いを持っているし、私は決勝トーナメント進出へ向けて強い決意を示した選手たちを信じている。日本に挑戦することができるだろう」とコメント。ジャイアントキリングへの意欲を示している。
日本代表の森保一監督も前日会見で「どの国も力があるからこそ、今大会に出場している。我々はどのチームとも厳しい戦いを覚悟しながら準備していかなければならない」と話していたが、やはり油断は大敵だ。日本代表はきっちり気を引き締め、アジア制覇へ向けての大事な初戦でトルクメニスタン代表を撃破することができるのか。