<CES>シャープ、4年ぶりのカムバックは8Kを大きくアピール。RGB LEDバックライトでの画質アップ参考展示も

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米国ラスベガスで「CES 2019」が開幕。4年ぶりの出展となったシャープは、8Kエコシステムを大々的にアピール。RGBミニLEDバックライトを使った8Kディスプレイの参考展示なども行った。また、石田佳久副社長が会見し、現在はハイセンスへのブランド供与での展開となっている北米でのテレビ戦略などについても語った。

周辺のホテルでのプライベートショーの開催だった昨年を経て、今年はCES本会場への出展に4年ぶりのカムバックとなった

ブースでは8Kディスプレイに8Kカムコーダー、8K編集ソリューションなど8Kエコシステムを徹底アピール。8Kアップスケーリングや、8Kコンテンツのネット配信および5Gリアルタイム伝送の紹介なども行っている。

280インチ級8Kディスプレイウォール

8Kディスプレイは単体のものに加えて、4Kディスプレイを複数枚組み合わせたものや、104インチ“2K5K”ディスプレイ8枚を組み合わせた330インチの“16K5K”「ダブル8Kビデオウォールディスプレイ」など多種多様なものを展示している。

“AQUOS 8K” 「AX1」という製品名は会場のどこにも謳わず、8Kディスプレイとして参考展示

なお、“AQUOS 8K”「AX1」が多数展示されているが、北米ではハイセンスにブランド供与を行っており、シャープ自身が独自にテレビ販売を行えない状況であることもあってか、“8Kテレビ”ではなく“8Kディスプレイ”としての参考出展という形となっていた。

この点について石田副社長は、「企業相手のBtoBとしては北米でも展開できている。相手(ハイセンス)があることなのでなんとも言えないが、我々としてはいずれは再び北米でのコンシューマー向けテレビ事業もやっていきたい気持ちはある」と語った。

シャープ株式会社 取締役 副社長執行役員 AIoT戦略推進室長 石田佳久氏

そして、8K関連では、前述のようにRGBミニLEDバックライトを使った8Kディスプレイを参考展示。一般的な液晶テレビでの白色LEDバックライトとカラーフィルターという仕組みではなく、バックライトの時点で色描写を行えるようにすることで画質向上を狙ったものだ。「現段階ではまだ粗いブロック単位での制御だが、より細かいエリア制御を行えるようにすることで、液晶テレビとしてのメリットを持ったまま有機ELテレビのような引き締まった黒表現なども実現できる」(説明員)という。

RGBミニLEDバックライト採用機の参考展示も

そのほか、ブースには“ヘルシオ”など「AIoT」搭載製品も展示。「8KとAIoTで世界を変える」というビジョンを北米でも大きくアピールしていた。

ロボホンや有機ELディスプレイ搭載スマートフォンなども展示