冷え込む朝 地面には・・

寒い朝、氷や霜はよく見るけれど、意外に地域差があるのが「霜柱」です。霜柱が出来るには、まずは適度な冷え込み、土壌の水分(多すぎてもダメ・氷になるだけ)、そして細かい隙間があるような土質が必要になります。

こうした条件が揃いやすいのは北日本など寒冷地、そして赤土が多い関東地方です。10日朝は0℃前後まで冷え込む地方が多いので(本州内陸は-10℃以下!)、東京都心でも土のある広い公園などを探せば観察できると思います。日陰であれば、日の出からしばらく時間が経っていても、わりと残っているはず。ただし、とけかかっている霜柱を迂闊に踏むと、周囲の土がどっさり靴にまとわりつくので注意です。

気象予報士・高橋 和也

画像について:1月10日(木)の天気 予想最高・最低気温 霜柱(2015年1月下旬、東京都心で撮影)

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