楽天が「スマートスタジアム構想」を発表 本拠地で完全キャッシュレス化へ

楽天生命パーク宮城でキャッシュレス決済を導入することを発表【写真提供:東北楽天ゴールデンイーグルス】

J1神戸の本拠地「ノエビアスタジアム神戸」でも導入

 株式会社楽天野球団、楽天ヴィッセル神戸株式会社は10日、「東北楽天ゴールデンイーグルス」のホームスタジアム「楽天生命パーク宮城」と「ヴィッセル神戸」のホームスタジアム「ノエビアスタジアム神戸」で2019年開幕戦から順次、完全キャッシュレス化する「スマートスタジアム構想」を発表した。

 チケットや飲食、グッズなど両スタジアム内で購入できるものは、現金決済に代わり、原則すべてスマホアプリ決済サービス「楽天ペイ(アプリ決済)」、電子マネー「楽天Edy」、共通ポイントカード「楽天ポイントカード」、「楽天カード」、Mastercard・American Express・Visa・JCBブランドの各種クレジットカード、「楽天銀行デビットカード(JCB/Visa)」を含む各種ブランドデビットカードでの決済に。また、「スマートスタジアム構想」として、今後も、モバイルを活用した先進的なサービス・演出や、試合・動画コンテンツの活用、次世代の観戦スタイルの提供などを含め、「楽天エコシステム」を通じて、これまで以上に便利でストレスフリーな観戦体験の実現を目指すという。

 完全キャッシュレス化にあたり、お得さと便利さを楽しみながら体感できるよう、来場客へのサポート施策や一定条件・期間でビールが半額になるなどのキャンペーンの実施も予定。詳細は今後、両チームの公式サイト等で公表していくとしている。

「楽天生命パーク宮城」では、2006年3月から「楽天Edy」、2018年7月には売り子販売で国内初となる「楽天ペイ(アプリ決済)」による決済を導入。また、2016シーズンにはファンクラブ会員のメンバーズカードとして「楽天ポイントカード」を採用し、「楽天スーパーポイント」による決済が可能な店舗も拡充してきた。「ノエビアスタジアム神戸」でも、2013年3月からクレジットカード決済や「楽天Edy」を導入したほか、2016シーズンからはファンクラブ会員のメンバーズカードとして「楽天ポイントカード」を採用するなど、キャッシュレス化を推進してきている。(Full-Count編集部)

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