公民館型「みんなの家」 甲佐町で着工 日本財団が再建支援

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解体した麻生原公民館跡地で、「みんなの家」建設工事の安全を祈願する関係者ら=甲佐町
麻生原地区「みんなの家」完成イメージ(県提供)

 熊本県甲佐町麻生原地区で9日、熊本地震で被災し解体された公民館跡に建設される施設「みんなの家」の工事が始まった。県のアートポリス事業で、6月に完成予定。

 木造平屋で広さ約60平方メートル。地域の住民が集まりやすい広い土間や縁側のほか、災害に備えて食糧などを蓄えておく倉庫や雨水タンクも設ける。

 約1800万円の費用は全て日本財団(東京)の「わがまち基金」を活用する。

 「みんなの家」は県や同財団が仮設団地に整備した集会施設。麻生原地区に建設されるのは、その地域版の位置付けで「公民館型」とも呼ばれている。

 同財団は県内5町村の自治公民館10棟の再建を支援しており、着工は嘉島町北甘木地区に続き2カ所目。来年3月までの全棟完成を目指している。

 現地であった安全祈願祭には住民ら約40人が出席。奥村大助区長(77)は「立派な施設に生まれ変わるので、幅広い世代が集える活用方法をしっかり考えたい」と話していた。(立石真一)

(2019年1月10日付 熊本日日新聞朝刊掲載)