超大物は何年生きているの?
大きな魚を釣ったときに、「いったい何年生きているのだろうか……」と、考えたことはありませんか?
そんな疑問を解消するため、今回は大物の年齢についてご紹介します!
人気の10種で調べてみた!
数多くの魚の中から、代表的な釣りターゲット10種類の“憧れサイズ”が何歳なのか調べてみました。
ただし、魚の成長速度は環境に大きく左右されるため、あくまでも目安としてみてくださいね。
海のターゲット編
シーバス(80センチ)
ソルトルアーマンに人気のシーバスは、80センチに成長するまで約10年を要します。
コノシロやマイワシ、落ち鮎などの、大型ベイトのパターンがもっとも狙いやすいシュチュエーションでしょう。
ブリ(100センチ)
出世魚であるブリは、約4・5年で80センチのブリクラスに成長します。寿命が7年程度のため、恐らくそのあたりで100センチに到達するのでしょう。
オフショアでないと出にくいサイズですが、九州や四国、関西地方では堤防から釣れることもあります。
チヌ(50センチ)
チヌは成長が遅いことで知られる魚。50センチを超える“年無し”になるには、15~20年ほどかかります。
「何年生きているのか分からない」ことが、年無しと呼ばれる所以です。
尾長グレ(60センチ)
チヌ同様に成長が遅い尾長グレは、20年ほどでロクマルサイズに達します。
堤防でお目にかかることも多い口太グレを、遥かに上回る強烈な引きが魅力。三宅島や男女群島、四国西南部がロクマルを狙えるフィールドです。
キス(30センチ)
投げ釣りで馴染みの深いキスは、3年で20センチほどに成長し、寿命の6・7歳あたりで30センチを超えます。
30センチを超える大キスは、その引きの強さから「肘たたき」と呼ばれます。
淡水のターゲット編
ラージマウスバス(60センチ)
ノーザンラージマウスバス(いわゆるブラックバス)は、約10年をかけて50センチに成長します。
しかし、ここからは成長速度が落ち、60センチになるには15年程度かかるようです。しかし、琵琶湖では4年で60センチを越した記録が残っています。
ニジマス(60センチ)
比較的成長が早いニジマスは、エサが豊富な所で育てば、4年ほどで60センチに達します。
品種改良を進めた3倍体のヤシオマスは、なんと2年ほどで60センチに。ただし、普通のニジマスよりも引きが弱くなります。
アマゴ(30センチ)
渓流釣りのターゲットであるアマゴは、3・4年ほどで30センチクラスへと成長します。寿命は意外に短く、4・5年ほど。
アマゴの降海型であるサツキマスは、50センチ前後まで成長します。
ヘラブナ(50センチ)
ヘラブナは成長が早く、3年で30センチほどになりますが、ここからは時間を要し、50センチになるには20年以上かかるとされています。
寿命はかなり長く、数十年生きるとされ、日本記録は1980年に青森県で釣られた64センチの個体です。
鮎(30センチ)
年魚の鮎は1年で30センチに成長。尺(30.3センチ)に及ばない30センチほどの個体は、「泣き尺」と呼ばれます。
ちなみに、泣いているのは鮎ではなく、尺を釣り損なった釣り人です。30センチの魚といえど引きは強烈で、釣り人が川の中を引きずり回されるほどです。
ひょっとすると、「地球の先輩」かも
10種類の魚をピックアップしてみましたが、数年で巨大化するものから、10年以上をかけて大きくなるものまで、魚によってさまざまです。
ひょっとすると、「地球の先輩」を釣り上げたアングラーもいるかもしれません。そんな時は、尊敬の念すら抱いてしまいそうですね!