マチャドが移籍先候補を2球団に絞る? ヤンキース脱落か

フィリーズ、ホワイトソックス、ヤンキースによる「三つ巴」の争いと見られていたマニー・マチャド争奪戦だが、ドミニカ共和国から新たな情報が飛び込んできた。エクトル・ゴメス記者が「マチャドが移籍先をフィリーズとホワイトソックスの2球団に絞った」と報じたのだ。しかし、「ヤンキース脱落」を報じたのはゴメス記者のみであり、他の記者からの続報はない。関係者がMLB公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、ヤンキースはマチャド争奪戦からの脱落を伝えられたわけではないようで、同じくMLB公式サイトのマーク・フェインサンドは「マチャドの市場は2球団に絞られていない」とゴメス記者の報道を否定している状況だ。

MLBネットワークのジョン・ヘイマンも、モロシやフェインサンドと同様のスタンスを取っており、「ヤンキースが脱落したという情報は入っていない」と伝えている。ただし、ヘイマンは「ヤンキースはここのところ、マチャド側と交渉を行っておらず、正式なオファーも提示していない」とも報じており、ヤンキースがマチャド獲得に対してあまり積極的に動いていない様子がうかがえる。ヤンキースはすでにジャンカルロ・スタントンの巨額の契約を抱えており、総額3億2500万ドル前後の大型契約が予想されるマチャドの獲得には、それほど乗り気ではないのかもしれない。

USAトゥデイのボブ・ナイチンゲールもヘイマン同様に、「ヤンキースはマチャド側に対して経済的な事情を伝えたものの、正式なオファーは出していない」と伝えている。よって、ナイチンゲールはヤンキースが争奪戦から脱落したことは明言していない一方で、フィリーズとホワイトソックスが争奪戦をリードしていると考えているようだ。

これまでの報道を見る限り、マチャド自身はヤンキースへの入団を希望していると思われる。しかし、ヤンキースはマチャド側が希望する巨額の契約をオファーするつもりはないようだ。このマチャド争奪戦は、どのような結末を迎えるのだろうか。

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