“大寒”でも沖縄・奄美、西日本は気温高い 1か月予報

1か月予報(1月12日~2月11日の平均気温) 出典=気象庁ホームページ

気象庁は10日、向こう1か月の予報を発表した。西日本と沖縄・奄美は1月下旬にかけて暖かい空気に覆われやすく、気温が高い見込み。20日(日)は二十四節気の“大寒”で一年で最も寒さが厳しい頃とされるが、今シーズンは暦通りにはなりにくい地域もありそうだ。

1か月予報(1月12日~2月11日の日照時間) 出典=気象庁ホームページ

週ごとの予報によると、1週目(1/12~18)は冬型の気圧配置となる日があり、北・東日本の日本海側で平年と同様に曇りや雪(雨)の日が多い見込み。一方、西日本の日本海側は寒気の影響を受けにくく、平年より降水量が少なく、日照時間が多くなりそうだ。また、沖縄・奄美から西日本は、暖かい空気に覆われて気温が平年より高くなる見込み。

1か月予報(1月12日~2月11日の降雪量) 出典=気象庁ホームページ

2週目(1/19~25)は、北日本で気圧の谷の影響を受けやすく、北日本の太平洋側は平年に比べて晴れの日が少ない見通し。西日本の日本海側は、引き続き寒気の影響を受けにくい予想で、少雨・多照傾向となりそうだ。気温は、北日本で平年並み。東日本で平年並みか高く、西日本以西は高い見込み。3~4週目(1/26~2/8)は、北日本で引き続き気圧の谷の影響を受けやすく、北日本の太平洋側は平年に比べて晴れの日が少ない見通し。気温は平年並みの地域が多いが、沖縄・奄美は平年並みか高くなりそうだ。

 なお、向こう1か月の降雪量は、寒気の影響を受けにくい西日本の日本海側で、平年より少ない予想となっている。東日本の日本海側でも、平年並か少ない見込み。

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