闘病中も仕事続ける環境づくりを

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 労働者の病気治療と仕事の両立をテーマにした医療関係者ら向け研修会が10日、岡山市内であり、闘病中も仕事を続けていくための環境づくりについて、医師や看護師、企業の労務担当者ら約70人が理解を深めた。

 講師を務めた岡山大病院の池田房雄医師は、日常生活でほとんど感染しないが差別や偏見の対象になりやすい肝炎を例に挙げ、「職場全体で病気に対する理解を深めていく必要がある」と強調。同病院が県内外の企業や団体向けに行っている肝炎の出張検診や研修会も紹介した。

 県医療ソーシャルワーカー協会の石橋京子会長は、がんなど長期療養が必要な病気の診断後、労働者が仕事を続けられるために、医師が直接、ハローワークなどの相談窓口を紹介し、患者を早期から支援する重要性を指摘。「医師と労働関係機関の連携強化が求められる」と述べた。

 研修会は岡山労働局と岡山産業保健総合支援センターが昨年に続いて開いた。