谷原章介が落語の難しさ痛感。ドラマ「五代目三遊亭圓楽」に六代目円楽が太鼓判

1月12日放送のBS日テレ「BS笑点ドラマスペシャル 五代目三遊亭圓楽」(午後7:00)の試写会に主演の谷原章介、共演の塚本高史、そして落語家の六代目三遊亭円楽が参加した。

同作は四代目司会を引退するまで、長きにわたり日本テレビ系の長寿番組「笑点」(日曜午後5:30)メンバーとしてお茶の間を笑わせてきた五代目三遊亭圓楽の半生をドラマ化。前半は修業時代から妻・和子(貫地谷しほり)との淡い恋物語、後半は「笑点」誕生秘話と弟子・楽太郎、後の六代目三遊亭円楽(塚本)との師弟愛を描く。

六代目三遊亭円楽は「ドラマにはフィクションとノンフィクションとがあるけれど、このドラマはちょうどいい案配のはざまをいっています。弟子として師匠について歩いていたので、ほとんどの出来事を現場で見ていますが、いいエピソードを取り上げて、見事にねつ造してくれました」と愛のある激励。

五代目三遊亭圓楽を演じた谷原は「落語は総合話芸。やはり難しかった」と苦戦したようで、「俳優はセリフを体現するだけだが、落語は1人で何役ものキャラクターを演じ分けながら、泣かせて笑わせる。しかもそれを座布団の上で扇子1本でやる。すごいですね」と舌を巻いた。

また、楽太郎役の塚本は「作品で実在の人物をやることはあるけれど、会見の場所でご本人とお会いするというのは緊張する」と、この日初対面の六代目三遊亭円楽に緊張気味。落語好きだそうで「客前で落語を披露する場面では、思いのほか気持ちが良くなった」と手応えを語るも、「かといってまたやりたいかと聞かれれば、それなりの準備の時間をもらわないと難しい。それだけ落語は奥深い」と苦笑いだった。

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