きょう11日の天気 太平洋側は乾燥した晴天 日本海側の雪も小康状態に

11日(金)昼前と夜の天気分布予想

 きょう11日(金)は太平洋側を中心に広い範囲で晴れて、空気の乾燥した状態が続く。日本海側の雪も日中には止む所が多く、小康状態となる見込みだ。ただ、西からは前線が近づいてくるため、天気は下り坂に向かう。

11日(金)午前5時20分現在 乾燥注意報

太平洋側は空気乾燥 火の元・インフルエンザ注意

 太平洋側では今年に入ってほとんど雨が降っておらず、降水量は平年の1割以下の所が多くなっている。きょうも晴れる所が多く、空気の乾燥した状態が続きそうだ。

 予想最小湿度は東京で25%、名古屋で28%、仙台や大阪でも42%と低いため、火の取り扱いには十分注意するとともに、うがいや手洗いを徹底し、インフルエンザ予防も心がけたい。

11日(金)全国天気降水確率(午前と午後)

日本海側の雪は小康状態に

 午前5時現在、日本海側には雪雲や雨雲のかかっている所があるが、範囲は狭くなってきている。朝までは北日本の日本海側を中心に雪が強まるおそれがあるものの、日中は次第に止んでくる見込みだ。雪下ろしや除雪作業をされる際は、作業中の事故に十分な注意が必要となる。

11日(金)午後8時と12日(土)午前8時の降水予想

西から天気下り坂

 西からは前線が近づいてくるため、天気はゆっくり下り坂に向かう。沖縄では断続的に雨となり、夕方以降は鹿児島など九州南部でも雨の降りだす所がありそうだ。あす12日(土)の朝には、中国・四国地方まで雨の範囲が広がる見通し。

11日(金)予想最高気温と前日差

関東以西は3月~4月並みの気温

 日中の気温は関東から西の地域ではきのうより高くなる。13℃前後まで上がる所が多く、広い範囲で3月上旬から中旬並みの気温となりそうだ。特に沖縄では25℃くらいまで上がる所もあり、4月頃の暖かさとなる見込み。
 一方、北陸や北日本では気温があまり上がらず、きのうと比べると5℃前後低くなりそうだ。(気象予報士・多胡 安那)

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