54歳男、ジョンベネちゃん殺害関与認める

「事故だった」、英大衆紙報道

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太田清

47NEWS編集長

太田清

47NEWS編集長

共同通信社入社後、広島支局、大阪社会部、外信部、経済部、ベオグラード支局、モスクワ支局、ローマ支局などを経て2016年より現職。イトマン事件、阪神大震災、コソボ紛争、ユーゴ空爆、モスクワ劇場占拠、アフガン紛争、ギリシャ財政危機、東日本大震災などを取材。

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2000年5月24日、米アトランタでの記者会見で、ジョンベネちゃんの写真を示す両親(ロイター=共同)

 英大衆紙デーリー・メール(電子版)は10日、米コロラド州ボールダーで1996年12月、美少女コンテストの常連だったジョンベネ・ラムジちゃん=当時(6)=が自宅で殺害された事件で、一時容疑者として浮上したものの立件が見送られていた男が関与を認める手紙を友人に送っていたと報じた。 

 「特ダネ」として掲載された同紙の報道によると、男はジョンベネちゃんの死亡は「事故」で殺害の意図はなかったと主張している。 

 男はゲーリー・オリバー受刑者(54)で2016年に児童ポルノ所持容疑で逮捕され、禁固10年の刑が確定。現在はコロラド州の刑務所に服役中。オリバー受刑囚は獄中から高校の同級生のマイケル・ベイルさんに手紙を送り犯行への関与を認めた。 

 手紙には「私はジョンベネちゃんを愛したようにだれかを愛したことはない。でも、彼女を脱がせ、頭を割り、私の見ている前で死なせた。事故だった。信じてほしい」と書いてあるという。手紙にはまた「ジョンベネちゃんは完全に私を変えてくれた。私からすべての悪を取り除いてくれた」とジョンベネちゃんを称賛する記述もあった。 

 手紙は地元警察に提出されたが、警察の広報担当者はオリバー受刑者についての新しい情報を得たことは認めたものの、捜査の詳細については回答を拒否した。 

 オリバー受刑者は事件当時、ラムジ一家のすぐ近くに住んでいた。2016年の逮捕時に数百枚のジョンベネちゃんのイメージを保存していた携帯電話を所持していたという。ベイルさんによると、オリバー受刑者は事件直後に「私は小さい女の子を傷つけてしまった」と語っていた。 

 ジョンベネちゃんは96年のクリスマス翌日、自宅地下室で他殺体で発見された。2006年に犯行を認める供述をした元教諭が逮捕されたが、証拠不十分で訴追が見送られた。裕福な家庭を舞台にした事件をめぐり当時、米メディアの報道が過熱。遺体の第一発見者だった父親と、母親が殺害に関与したとの疑惑が報じられたが、DNA鑑定で無実が証明された。 (共同通信=太田清)