情報伝える使命学ぶ 米子高専で出前授業

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本紙に掲載された共同通信の配信記事について説明する藤田支局長(左)=10日、米子市彦名町の米子高専

 NIE(教育に新聞を)の取り組みとして米子市彦名町の米子高専で10日、共同通信社鳥取支局の藤田康文支局長(48)による出前授業があり、学生らが通信社の役割や報道の仕事の魅力について学んだ。

 藤田支局長は通信社について「自前の紙面を持たず、地方紙などの加盟社に東京や他の地域で起きたニュースを届ける」と解説。24時間体制でニュースを配信していることを説明した。

 俳優の故高倉健さんが大切にしていたことで話題になった、当時10歳の少年が東日本大震災の被災地で水を運ぶ写真を紹介。撮影した共同通信の記者がその後の少年も取材していたことに触れ「事実を調べて分かりやすく伝えるのは大変だが、報道の仕事は面白い。記事が載るとやって良かったといつも思う」と語った。

 出前授業は鳥取県NIE推進協議会が記者を派遣し、4年生ら約50人が受講。川辺瑞記さん(18)=機械工学科=は「情報を伝える使命を持って取材していることが分かり、報道のイメージが変わった」と話した。(渡部ちぐみ)