極寒の中、幹線道路一人で歩く幼児救出

女性バス運転手の機転に拍手

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太田清

47NEWS編集長

太田清

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共同通信社入社後、広島支局、大阪社会部、外信部、経済部、ベオグラード支局、モスクワ支局、ローマ支局などを経て2016年より現職。イトマン事件、阪神大震災、コソボ紛争、ユーゴ空爆、モスクワ劇場占拠、アフガン紛争、ギリシャ財政危機、東日本大震災などを取材。

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幼児を抱えバスに乗り込むイビッチさん。ユーチューブから

 米中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーの幹線道路の高架上を幼児が極寒の中、裸足で一人いるのをバスの女性運転手が発見、運転手はバスを止め、幼児を抱きかかえてバスに乗せ、警察が来るまで保護するハプニングがあった。この様子はユーチューブで公開、35万回以上視聴され、多くの人が運転手の機転に拍手を送った。米CNNテレビなどが11日、報じた。 

 ミルウォーキーのバス運行会社の運転手イレーネ・イビッチさんは昨年12月22日、バス運行中、高架を赤いパジャマを着ておしめを着けた女児が交差点の方に向かって走っているのを偶然発見。イビッチさんはバスを止め、対向車線を横切り女児を抱き上げバスまで運んだ。 

 イビッチさんが運転席で女児を抱いている間、乗客の一人が自分のコートを脱ぎ女児にかけてあげる心遣いも。女児はそのままイビッチさんの腕の中で寝入り、その後駆けつけた警察官に引き渡された。女児は体が冷え切っていたものの、けがはなかった。 

 女児は1歳7カ月で、精神的な問題を抱えた母親が一人で外に放置したという。女児は父親に引き取られた。 

 バス運行会社の運転手により、迷子になった子どもが保護されたのはこれが9回目だという。イビッチさんは「私は教師をやっていたこともあって、自分の子どももいるから、この子を助けることができてとっても幸せよ」と話していた。 (共同通信=太田清)